うさぎのつぶやき 第19羽

私はウサギ

今日も主の世話になっている



私の耳は大きく長い。

ただ大きいわけではない。



我々ウサギは、

汗腺機能が発達していない。

そのため、細かい血管がたくさん走っているその耳から、

放熱して体温調節する、

という重要な役割をはたしている。

だから、

興奮状態の私の耳は、

熱い。



それから、私の耳は、

小さな音でもキャッチできる

優れた聴覚能力を持つ。

また、自由に向きを変えることができ、

我が主にお尻をむけていても、

耳穴は我が主の方を向いている、

ということが多々ある。

興奮状態の時は、

耳がピンと立ち

まったり状態の時は

耳を背中にぴったりとつけて

ねている。

箱座り状態で、

片耳だけ上げて

聞き耳をたてることもできる。



耳の感度が良過ぎるため

人間たちには聞こえない音を

キャッチすることもある。

だから、私だけ不愉快な音をキャッチして

一人スタンピングをすることが、

たまにある。



ちなみに、

私が最も嫌いな音は、

焼肉の焼ける音だ。<(_ _)>